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【寮長寮母インタビュー】「東京のお父さん・お母さん」として、青春のすべてを見守りたい。

大学生活の拠点となる「寮」。そこには、建物のセキュリティだけでなく、日々の生活を温かく見守る「人」の存在があります。

今回は、東洋大学フィロソフィア西台に着任してまだ1年弱(取材当時)ながら、学生たちから絶大な人気を集める池田さんご夫妻にインタビュー。元ホテル支配人という経歴を持つお二人が、なぜ寮長・寮母になったのか、そしてどのような想いで学生たちと接しているのか、その素顔に迫りました。

愛知から東京へ。娘を追いかけて始まった「第2の人生」

フィロソフィア西台の駐輪場

「実は、寮長になる前はホテルの支配人をしていたんです」

そう語る寮長の池田和宏さんの経歴はユニークです。元々は公務員としてキャリアをスタートさせ、そこで同期だった雅子さん(現・寮母)と結婚。その後、「どうしても旅行会社をやりたい」と一念発起して独立し、旅行会社を経営。さらにその後、ホテルの支配人を務めるなど、接客とホスピタリティの最前線を歩んできました。

 

そんなお二人がなぜ、東京の学生寮の寮長・寮母に?

寮長:「愛知に住んでいたんですが、娘が東京の大学に進学して、そのまま東京で就職したんです。もう帰ってくる予定もないし、私たちも両親を見送って、愛知に住む理由が特になくなって。それなら『娘の近くに行こうか』と(笑)」

寮母:「たまたま娘のところに遊びに来ていた時に、知人の紹介で寮を見学することになって。そうしたらトントン拍子に話が進んでしまったんです」

変化がある方が楽しい」と語るポジティブな寮長と、それを支える寮母さん。娘さんの近くで新しい生活を始めようという軽やかな決断が、フィロソフィア西台の学生たちとの出会いを生みました。

「いじられキャラ」は信頼の証? ホテルマン流のコミュニケーション

フィロソフィア西台の入り口

フィロソフィア西台の魅力の一つは、寮長さんと学生たちの距離の近さ。

「いじられキャラ」として親しまれているという寮長ですが、そこには旅行会社時代の添乗員経験や、ホテルマンとしての経験が明らかに活きています。

寮長:「添乗員時代、スケジュール通りにお客様を管理するだけでは誰も楽しくないことに気づいたんです。自分自身が楽しんで、お客様を巻き込んでいく。そうすると、場が盛り上がる。寮でも同じで、寮長が『偉い人』として振る舞うのではなく、フランクに接することで、みんなが安心して過ごせる雰囲気を作りたいんです」

苦手な人がいても「いいところを見つけて自分から入っていく」という寮長のスタンスは、まさにプロフェッショナル。

寮母さんも「彼は私より優しくて、人に寄り添うのが上手。私から見ても寮生に近いところでサポートしてくれていると感じます」と太鼓判を押します。

愛知出身ならではの「味」と、学生たちとの温かい関係

フィロソフィア西台のダイニング

食事は寮生活の要。寮母さんは、決められた献立の中にも「家庭の味」や「楽しさ」を取り入れる工夫をしています。

寮母:「食事を提供する時、みんながワイワイ食べている様子を見るのが楽しいんです。実は、トンカツの日に『つけてみそかけてみそ』(愛知の調味料)を置いてみたことがあるんです(笑)。そうしたら意外とみんな面白がって使ってくれて。『美味しい!』って言ってもらえると本当に嬉しいですね」

また、学生たちとの関係性の良さを象徴するエピソードも。

寮母: 「実は、食堂のアルバイトに寮生が入ってくれているんですが、それが本当にいい子たちで。彼らが手伝ってくれるおかげですごく助かりますし、寮生たちがみんな礼儀正しくて落ち着いていることに、改めて気づかせてもらいました」

寮長: 「よく二人でも話していますが、本当にここはいい子ばかりなんです。だからこそ、細かいルールで縛るよりも、社会人になるための前段階として、最低限のこと(ゴミの分別など)を自分でやってもらえれば、あとは自由に青春を謳歌してほしいと思っています」

寂しい時に「独りじゃない」と思える場所

フィロソフィア西台の居室

初めての一人暮らし。楽しみの一方で、孤独を感じたり、体調を崩したりすることもあります。そんな時、お二人の連携プレーが光ります。

寮母:「体調を崩して動けない時は、部屋までご飯を運んであげたり、病院に連れて行ったりもします。親御さんも心配でしょうから、困った時はすぐに助けられるようにしています」

寮長:「ICチップの反応がなくて『部屋にこもっているのかな?』と心配になる時は、ゴミ捨てのタイミングなどでさりげなく様子を確認したりもします。『寝てました〜』なんてことも多いですけど(笑)、そういう見守りがあることで、親御さんにも安心してもらえればと思っています」

編集後記

インタビューの最後、ご自身たちのことを「東京のお父さん、お母さんにはなれないけれど、それに近い存在として、困った時に頼れる『見守り担当』でありたい」と語ってくださった池田ご夫妻。

ホテルや旅行業界で培った「人を楽しませるプロ」としてのスキルと、ご自身の娘さんを想うような温かい「親心」。その両方を兼ね備えたお二人がいるからこそ、フィロソフィア西台はただの住まいではなく、学生たちが羽を伸ばして青春を謳歌できる「ホーム」になっているのだと感じました。

(取材:西 泰宏/撮影:白浜哲)

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